パソコンが重くなったり、動作が遅いときに真っ先に確認したいのが「タスクマネージャー」です。
タスクマネージャーでは、不要なアプリを終了したり、メモリやCPUの使用状況をチェックできます。
「Ctrl + Shift + Esc」キーで一発起動できるので、覚えておくと非常に便利です💡
この記事では、
✅ タスクマネージャーの開き方
✅ 基本操作(アプリ終了・リソース確認など)
✅ 自動起動アプリの管理
✅ 詳細設定やトラブル対処法
をわかりやすく解説します。
タスクマネージャーの開き方と基本構造
タスクマネージャーを開く方法は複数ありますが、最も手軽なのはショートカットキーです。
主な起動方法は以下の3つ👇
1️⃣ Ctrl + Shift + Esc:最速で開く方法。
2️⃣ Ctrl + Alt + Delete → 「タスクマネージャー」。
3️⃣ タスクバーを右クリック → 「タスクマネージャーを開く」。
起動すると、上部には「プロセス」「パフォーマンス」「アプリの履歴」「スタートアップ」などのタブが並んでいます。
それぞれのタブで確認できる情報が異なり、基本操作を理解することで、PCの状態を簡単に把握できます💻
アプリやプロセスを終了する方法(強制終了の基本)
パソコンが重い原因の多くは、バックグラウンドで動くアプリやプロセスの影響です。
その際に有効なのが、タスクマネージャーからのアプリ終了です。
操作手順👇
1️⃣ 「プロセス」タブを開く。
2️⃣ 動作を止めたいアプリをクリック。
3️⃣ 右下の「タスクの終了」をクリック。
これでアプリを強制的に閉じることができます。
ただし、作業中のデータは保存されないことがあるので注意⚠️
ポイント:
・「応答なし」と表示されるアプリは終了候補。
・システムプロセス(「Windows プロセス」など)はむやみに終了しない。
CPU・メモリ・ディスク使用率を確認する(動作が重いときの原因特定)
パソコンが遅く感じるときは、まず「パフォーマンス」タブをチェックしましょう。
ここでは、CPU・メモリ・ディスク・ネットワークの使用状況がリアルタイムで見られます📊
見方のポイント👇
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CPU使用率:常に90〜100%なら負荷が高すぎ。
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メモリ使用率:80%以上が続くと重くなる原因。
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ディスク使用率:100%張り付きならHDDやSSDに負担。
数値を見ながら、どのアプリがどれだけリソースを使っているかを確認できます。
問題のあるアプリを終了したり、不要な常駐ソフトをオフにすることで改善が期待できます✨
自動起動アプリを管理する(スタートアップの整理)
パソコンの起動が遅いと感じたら、「スタートアップ」タブを確認してみましょう。
ここでは、Windows起動時に自動で立ち上がるアプリを一覧で管理できます。
操作方法👇
1️⃣ 「スタートアップ」タブを開く。
2️⃣ 不要なアプリを選択。
3️⃣ 右下の「無効にする」をクリック。
「無効」にすると、次回の起動から自動で起動しなくなります。
よく使うアプリだけを「有効」にしておくのが快適に使うコツです💪
おすすめの整理ポイント:
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クラウド同期系(OneDrive、Dropboxなど)は必要に応じて。
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チャットツールや音楽アプリなどは後で手動起動でもOK。
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セキュリティソフトは「有効」のままにしておく。
実行中のアプリの詳細を確認する(詳細タブ)
もっと細かく管理したい場合は、「詳細」タブが便利です。
アプリやバックグラウンドプロセスの実行状況を、より専門的に確認できます。
ここでできること👇
・プロセスID(PID)の確認
・優先度の変更(CPUリソース配分を調整)
・関連ファイルの場所を開く
特に開発作業やトラブル対応を行う人にとっては、このタブが非常に役立ちます。
ただし、優先度変更などはPC動作に影響するため、慎重に扱いましょう⚙️
Windowsの動作状況をグラフで見る(パフォーマンスの詳細表示)
「パフォーマンス」タブの右下にある「リソースモニターを開く」をクリックすると、より詳細な動作状況が見られます。
ここでは、CPUやメモリ、ディスクの動きをリアルタイムグラフで確認できます📈
「ネットワーク」項目では通信量もわかるため、通信の遅延やバックグラウンド通信の原因調査にも最適です。
応用:ユーザーごとのリソース使用を確認する
複数ユーザーでPCを共有している場合、「ユーザー」タブで誰がどれだけPCリソースを使っているかを確認できます。
仕事用アカウントと個人アカウントの使い分けをしている場合にも役立ちます👥
確認手順👇
1️⃣ 「ユーザー」タブを開く。
2️⃣ 各ユーザーごとのCPU・メモリ・ディスク使用率をチェック。
3️⃣ 不要なユーザーセッションを右クリック → 「サインオフ」。
関連項目:「タスクマネージャー」とは?
タスクマネージャーとは、Windowsに標準搭載されているシステム管理ツールのこと。
パソコンで実行中のアプリやプロセスの監視、動作の強制終了、リソース使用状況の確認などができます。
もともとはシステムの状態を監視するためのツールでしたが、現在のWindows 10/11ではデザインも改善され、
一般ユーザーでも直感的に操作しやすくなっています💡
まとめ:タスクマネージャーを使いこなせば、PCトラブルの多くは解決できる
タスクマネージャーは、単なる「アプリ終了ツール」ではありません。
CPUやメモリの使用率確認、起動アプリの管理、動作の最適化など、
PCを快適に使い続けるための必須ツールです。
もし動作が遅い・フリーズするなどの不調があったら、まずはタスクマネージャーを開いて状況を確認してみましょう。
正しく使いこなせば、再起動するよりも早く原因を突き止められることも多いです🚀